出産・育児について

感情を伝える

2歳を過ぎてくると、少しずつ長いフレーズも喋れるようになります。
状況や、自分の感情も、言葉で表現できるようにもなります。

しかし、子どもは自分が感じている感情を、
全て言葉で伝えられる訳ではありません。

自分が抱いている感情の名前、
それが分からないことも多いのです。

日常生活の中で、お母さん自身が抱いている感情を言葉にしてみましょう。
「楽しい」
「嬉しい」
そして
「悲しい」
「寂しい」
「辛い」
などの感情も、言葉で伝えてあげて下さい。

様々な感情を体験し、
そしてその感情の名前を知ることが、とても大切です。

感情の名前を知らないと、人へ伝えられません。
また、自分が抱いている感情に気が付きにくくなります。

「怒ってる」
「腹が立つ」
などの言葉も、伝えて大丈夫です。
ただし、言い方には気を付けて下さいね!
怖い声や表情で言うと、それだけで脅しになってしまいます・・・。

感情そのもの、
そして、どんな感情を抱くことにも、
良い、悪いはありません。

抱いた感情に気が付き、
そして言葉にすることが大切です。

まずはお母さんが、自分の感情を伝えることを意識してみて下さい。
そうすると、お母さんもご自身の感情に気が付きやすくなります!

そして、お子さんを観察し、
お子さんが感じているだろう、
抱いているだろう感情を、伝えてあげる。
「とても楽しそうね!」
「なんだか寂しそうね。」

伝えることで、
子どもも自分の感情に、気が付くことができます。
また、抱いている感情の名前を知ることができるのです。

現代、感情の乏しい大人、そして子どもも増えています。
感情豊かな人間になるには、
様々な感情を経験すること、
そして抱いた感情に気が付くこと、
抱いた感情を言葉で伝えること、
伝えた感情を受けとめてくれる相手がいること、
それが必要になります。

お子さんが感情豊かに育っていくために、
まずは抱いた感情に気が付けるように、
感情を言葉で伝えられるように、
そのサポートをしてあげましょう。

そして、
お子さんが感情を言葉にした時、
「そう、楽しかったのね。」
「それは悲しかったね。」
と、感情を否定することなく、受け止めてあげて下さいね。

辛い
悲しい
そんな感情も、受け止めてもらえるだけで、
共感してもらえるだけで、落ち着くこともあります。

逆に、受け止めてもらえなかった感情は、
自分の中で処理されることなく、溜まってしまいます。

また、その感情、特にマイナスの感情は伝えにくくなってしまいます。

感情を意識して、親子で感情豊かな日々を過ごしてみて下さい♪

育児マイスター 磯部一恵
モンテッソーリ教育の国際免許、おもちゃコンサルタント等、子どもの育ちに関する多数の資格を保有。お母さん達に向けて「子どもの心身の健やかな成長をサポートする方法」「子育てをもっと楽しめる心の在り方」といったセミナーを企画・開催している。
1男1女の2児の母として、子どもの心と身体に寄り添った子育てを実践している。

☆セミナー開催情報等は下記URLから
http://childcare-meister.jimdo.com/

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